網膜芽細胞腫
- 【網膜芽細胞腫とは】
目の奥にある網膜にできるがんで、1万5000人に一人の割合で起こる。両目に発症するのは25〜30%で、大部分は片方の目だけに発症する。
気がつかないままだとがんに転移してしまうので、早期に発見し、治療することが重要。
赤ちゃんのときに見つかることが多く、5歳以降で見つかることは少ない。
13番染色体の一部の欠損や、がん抑制遺伝子の
異常があるとわかっている。家族に患者がいる場
合は、他の子も検査を受けること。治療が遅れると腹膜炎を起こして、ときに命にか
かわることもある。- 【網膜芽細胞腫の原因】
13番染色体の一部の欠損や、がん抑制遺伝子の
異常- 【網膜芽細胞腫の症状】
昼間は光が白く見え、夜は猫の目のように光る
白い腫瘍が大きくなるので、昼間は瞳が白く、夜
は猫のように光って見える。写真を撮ると、黒目の
中がいつも光るので気がつかれたり、健診で見つかることもある。斜視
がんのできたほうの目が斜視になって発見されることもある。
- 【網膜芽細胞腫の検査】
眼底検査
CT検査
腫瘍がとても小さいとわからないことがあるので、疑いがあるときは時間を置いてから再検査するときもある。
- 【網膜芽細胞腫の治療】
最近は眼球保存できることも多くなってきたが、眼球摘出が必要なケースもある。両目にできている場合は、進行の遅いほうの目はできるだけ保存する治療を行う。
眼球保存療法
視力が残り、転移する心配のない場合は、放射線治療や抗がん剤などの化学療法、光凝固・冷凍凝固療法を、腫瘍の状態に合わせて選択する。治療後は定期的に眼底検査を行う。
眼球摘出
腫瘍が大きい場合や、転移の可能性が高い(視力はほとんど失われている)場合は、眼球摘出手術をする。あとに義眼を入れれば、外見はきれいになる。
