黄色ブドウ球菌感染症
- 【黄色ブドウ球菌感染症とは】
黄色ブドウ球菌は、とびひやおでき、乳腺炎など化膿する病気を起こす代表的な細菌だが、健康な人の鼻やのどにいる常在菌。
新生児や高齢者、入院中など免疫力が低下している人が感染すると、肺炎や菌血症など、感染症を起こすことがある。
以前はペニシリンという抗生物質がよく効いていたが、長年使われているうちに黄色ブドウ球菌がペニシリンに対して耐性を持つようになり、現在では
さまざまな抗生剤が効かない多剤耐性黄色ブド
ウ球菌(MRSA)は増えてきて、社会問題になって
いる。- 【黄色ブドウ球菌感染症の症状】
とびひ
MRSAの院内感染
MRSAは皮膚にくっつきやすい性質があり、患者、
家族、面会者、医療スタッフが汚染された皮膚や
器具に触れて、その手で他の人に触ることで感染を起こすことがある。健康な人であれば病気を起こすことはないが、免疫力が低下している人たちに広がらないようによく手を洗うことが重要。- 【黄色ブドウ球菌感染症の治療】
とびひ
MRSA
感染して症状が出た場合は、MRSAに効果のあるバンコマイシンなどの抗菌薬を投与する。MRSAをもっていると言われても、免疫力に問題がなく、症状が出なければ治療の必要はない。ただし、免疫力が落ちている人に感染させる可能性があるので、手をよく洗うこと、慢性の病気がある人や大きな手術を控えた人などとの接触は避けるようにする。
