胎便吸引症候群
- 【胎便吸引症候群とは】
胎便が混じった羊水を吸い込んで、赤ちゃんが新生児仮死や呼吸困難を起こす病気。
赤ちゃんは、出産予定日が近くなると腸内に便をためているが、通常は出生12時間後くらいにこの便を排泄する(胎便)。しかし、出産時に低酸素状態に置かれると、腸の蠕動運動が起こり、胎便を羊水の中に排泄してしまう。子宮内で赤ちゃんが呼吸を始めると、胎便の混じっている羊水を飲み込んでしまう。
また、生まれて始めて呼吸した瞬間に、赤ちゃん
の鼻や口に中にあった胎便が、気管や肺に入っ
て起きることもある。- 【胎便吸引症候群の原因】
赤ちゃんが胎便を、気管や肺に吸い込んだことに
よる。- 【胎便吸引症候群の症状】
胎児心音の低下・羊水混濁
新生児仮死・呼吸障害
- 【胎便吸引症候群の治療】
赤ちゃんが仮死状態で生まれたら、産声をあげる前に口や鼻から胎便を吸引する。
気管支や肺に胎便が吸い込まれてしまったときは、気管内にチューブを入れ酸素を送り、肺を拡張させる物質(サーファクタント)を使って肺の中を洗い、胎便を取り除く。
肺炎、気胸などを予防することができれば、早いと2〜3日を過ぎたころから呼吸はよくなってくる。
