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新生児・乳児の嘔吐(1)

【初期嘔吐

生後24時間以内に、羊水のような粘液
性のある液、あるいはコーヒーのような
液を数回嘔吐することがある。哺乳が
始まると2〜3日以内に、長くても1週
間ぐらいで自然に止まる。これは生理
的な嘔吐

胃食道逆流症

新生児・乳児に多くみられる。生後1ヶ
月以内の新生児では、胃に近い下部
食道括約筋の機能が不十分なため生じている可能性がある。

幼児では、いや食道の蠕動(ぜんどう)運動の機能に問題がある場合、胃に長くとどまっている内容物が逆流し、食道に炎症を引き起こす。嘔吐以外に気管支喘息のように気管支をぜーぜーいわせる喘鳴、肺炎、無呼吸、チアノーゼ発作などを伴うことがある。

ふだん気をつけることは、まずげっぷを出させ、哺乳後1時間くらいは状態を少し起こし、右側を下にして寝かせることが第一。変化がないときは一回の哺乳量を少なくする。それでも症状がよくならなければ、医師の診察を受ける。設備の整っている医療施設では、消化管機能検査が行われ、必要に応じて消化管賦活改善薬や、粘膜保護剤が投与される。

【乳児慢性胃捻転症】

しばしば嘔吐を繰り返す乳児の10〜20%に認められる病気。乳児の胃は胃底部が大きく、胃体部以下が小さい、頭でっかちの形をしており、また靭帯による胃の固定も十分でないため、母乳やミルクが胃底部に入ってくると、J字をした胃の左側の袋状の大きなふくらみがかんたんにひっくり返って、胃捻転を起こす。

げっぷをスムーズに出させ、胃から腸への流出を容易にするために、上体を少し起こし、右側を下にして寝かせるようにすると、生後6ヶ月過ぎには自然治癒する。症状が改善されない場合は、食道炎の可能性も考えられ、消化管機能検査が必要となる。