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注意欠陥多動性障害(ADHD)

注意欠陥多動性障害ADHD)とは】

注意集中困難(同年齢の子供に比べて集中力がない)、多動性(同年齢の子供に比べて動き回る、手足を絶えず動かす、ずっと座っていることができない)、衝動性(すぐかんしゃくを起こす)を持つ障害。

子供は多かれ少なかれ、気が散りやすく、チョコチョコ動き回り、飽きっぽく、いらいらするとすぐに行動に表すという面があるので見分けが難しいが、明らかに度を越していて、環境にもなじめないために本人も周りの人たちも、不都合があるときに、注意欠陥多動性障害ADHD)と呼んでいる。

知的障害(精神障害)自閉症の子供にもこう
いった傾向が見られるが、他に遅れがなく、単に
落ち着きがない、整理整頓ができないなどと周囲
から思われるだけで、診断されないまま大人にな
る人も少なくない。

こうした障害が明らかになるのは、集団に参加す
る機会が増えてくる3歳以降。

成長とともに多動や衝動的な行動は減ってきて、
小学校の高学年になると落ち着いてくる子供も多
い。

注意欠陥多動性障害ADHD)の症状】

友達と遊べない

幼児期後半になっても、友達とごっこ遊びをしたり、順番待ちをしたり、ゲームや遊戯をするなどの集団行動を苦手とする子が多い。勝手気まま、自分のやりたいことをやりたいときにやるので、他の子とトラブルを起こしがち。

不器用

手先が不器用で、工作や折り紙が嫌いなことが多い。ボタンをとめる、靴を履くといった日常の動作も時間がかかったりする。

席に座っていられない

幼稚園ぐらいのときはそういう子も多いが、小学校に入っても授業中ずっと席に座っていられず、先生の話も聞いていられない。学習が苦手な子供も多い。

注意欠陥多動性障害ADHD)の治療・療育】

具体的な指示をしてあげる

周りの大人から叱られたり、友達とうまく遊べないために、本人もどうしていいのかわからなくなっていることも多い。「○○してはダメ」と否定するのではなく、「○○したほうがよい」と、とるべき行動を明確に言い、できたらほめてあげるとよい(すべり台の順番を横から入ろうとしたら、「横から入ってはいけない」と注意するよりも、「○ちゃんの後ろに並んですべろう」と言い、守れたらほめてあげる)。

また、一度にいろんなことを言うと混乱してしまうので指示は一つずつ。「かばんを置いてきて、手を洗ったらおやつを食べよう」ではなく、「かばんを置いてきて」、それができたら「手を洗ってきて」、それができたら「おやつを食べよう」と、分けて指示してあげる。

身辺自立を促すためには、決まった場所に決まったものを置いて、使いやすいようにすることが大切。

また、親や周囲の人が根気よく付き合っていくことも重要。

症状が強いときは、中枢神経刺激剤などを投与すると有効なこともある。

【小児神経科を受診する病気(50音順)】
急性脳炎・急性脳症   言語発達遅滞   自閉症   水頭症   髄膜炎   知的障害(精神障害)
注意欠陥・多動性障害(ADHD)   てんかん   点頭てんかん   脳性麻痺   熱性けいれん

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