言語発達遅滞
- 【言語発達遅滞とは】
その子供の年齢に応じた言語発達に遅れがあることの総称。
言葉の発達は、運動発達に比べて個人差が大きいが、1歳で有義語(「わんわん」「ママ」など意味のある言葉)、2歳で2語文(「ジュース飲む」など)、4歳で助詞を使う(「本を読んで」など)というのが大まかな目安。また、言語として理解していても、言葉として出ないケースのある。
- 【言語発達遅滞の原因】
言葉が出るのが遅いだけでなく、言葉の理解が
遅れる。言葉をコミュニケーションの手段として認識してい
ない。だれかが話しかけても、その言葉を反復す
るだけ(オウム返し)で、気持ちのやり取りができ
ない。子供は耳から言葉を覚えていくので、聞こえが悪いと言葉の発達の遅れる。
会話や言葉かけの少ない環境
テレビやビデオの見すぎ、不適切な療育環境で言葉がけが極端に少ない場合など、言葉でコミュニケーションをとる経験が少ないと、言語発達は遅れる。
原因がなく単に遅いだけ
前述のような原因は何もなく、単に言葉が遅いだけ、ということも少なくない。自分から話す言葉は少なくても、言語理解ができていれば、周りの人が話す内容はわかっている(「ゴミを捨ててきて」と言えば、ゼスチャーで示さなくても、ゴミ箱に捨ててくる)。
- 【言語発達遅滞の検査・診断】
聴力検査(ABRなど)
発達検査(新K式発達検査、田中ビネーなど)
経過観察
前述のような原因がないかどうか、必要なら検査して調べる。
言語発達は個人差が大きく、言語理解がしっかりしている子供では、突然言葉を話し始めることもある。
- 【言語発達遅滞の治療】
原因があればそれに対する治療をする(難聴なら補聴器をつけるなど)。
特に原因がないようならば周囲の人が言葉を使いながらよく遊んであげ、コミュニケーションの楽しさを教えてあげる。
