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脳性麻痺

脳性麻痺とは】

胎児のときから生後1ヶ月までに起きた脳障害の後遺症で、運動発達や姿勢に異常を起こす病気。

運動発達障害の程度はさまざまで、歩き始めが遅れる、足を引きずって歩くぐらいの程度から、首もすわらず寝たきり状態になる、まで幅がある。

知的障害てんかんを伴うこともある(重複障害)。3〜4歳で症状が固定するといわれている。

脳の先天異常を持った赤ちゃん、早産の赤ちゃん、
新生児仮死を起こした赤ちゃんによく見られる。
頻度は1000人に1〜2人程度。

赤ちゃんのときに発見して、運動を促すリハビリを
行う。

脳性麻痺の原因】

脳の中の、運動をつかさどる部分に障害があるた
めに起こる。障害が広範囲に及ぶときは、知的障
を重複することがある。

早産の赤ちゃんの場合は、脳室周囲白質軟化症、脳室上衣下出血、脳室出血など、成熟児の赤ちゃんの場合は、低酸素性虚血性脳症頭蓋内出血などの障害を起こす。

脳腫瘍など

脳性麻痺の症状】

新生児期の無呼吸発作、けいれん発作、母乳やミルクの飲みが極端に悪い

首がしっかりしない、反り返りが強い、体がかたい

首がぐらぐらしている、抱っこしたときにいつも体を突っ張らせる、手足の動きが悪く、体がかたい感じがする、などが低月齢のころから見られるが、これらは健常の赤ちゃんにも見られることがある。

運動発達の遅れ

赤ちゃんの運動発達は個人差もあるが、運動発達の指標が月齢に比べて2ヶ月以上遅れているときは注意。

脳性麻痺の診断】

視診

赤ちゃんの自然な体の動きを観察する。

神経学的検査

筋肉の硬さや腱反射などを診察する。CT検査やMRI検査で脳の検査をすることもある。

脳性麻痺の経過】

何もしないでほうっておくと、体の動きに癖がついてしまったり、関節が固まったり(関節拘縮)、脱臼したりする。

脳性麻痺の治療】

ダメージを受けた脳の部分を機能回復させるのは難しいが、赤ちゃんや幼児の場合は、脳のほかの部分が、ダメージを受けた部分をカバーする働きをする。すでに脳ができあがり、部分ごとの役割を決めてしまっている場合はカバーできないが、赤ちゃんや幼児はまだそこまで役割が決まっていないのでカバーしやすい。それにはリハビリが有効。なるべく早期に始めるようにする。

筋緊張が強い場合は、筋弛緩薬などを投与することもある。

【小児神経科を受診する病気(50音順)】
急性脳炎・急性脳症   言語発達遅滞   自閉症   水頭症   髄膜炎   知的障害(精神障害)
注意欠陥・多動性障害(ADHD)   てんかん   点頭てんかん   脳性麻痺   熱性けいれん

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